kyoto-sports-cafe’s blog

スポーツ医科学情報を発信します。

#01 スポーツ医科学とは?

スポーツ医科学とは?

本来は、スポーツに関する「医学」と「科学」と分けるべきところを「医科学(医・科学)」と総称している場合が多いです。

また、映像に関する内容や他国や他機関の取り組みなどをキャッチするため「情報」も必要となります。

日本パラリンピック委員会では、「医科学情報サポート事業」という名称で選手のサポート事業を取り組んでいます。

日本オリンピック委員会では、「医学」「科学」そして「情報戦略」として取り組んでいます。

 

京都トレーニングセンターでは、この「情報」についても「科学」として位置づけサポートを実施しています。 それでは「スポーツ医学」と「スポーツ科学」を分けて考えていきたいと思います。

 

スポーツ医学

“医学:生体の機構を調べ,生体の保健や疾病・傷害の診断・治療・予防などについての方法を研究する学問。大きく基礎医学臨床医学社会医学に分かれる。(大辞林より)”

「医学」だけの名称だと医師を中心として医療的な取り組みというイメージが強いと思います。 しかし、医師を中心とした医療的な取り組みの他にも、医学に関するカラダの機能・機構を調べたりする研究者や教育者も関係してきます。

ケガの予防については、トレーニングを指導する者も関係が出てきます。 「スポーツ医学」と聞いて、一番イメージしやすいのが「整形外科」ではないでしょうか。捻挫や骨折などの対応で多くの方々が受診されたことがあるかと思います。

スポーツを行う上での医学的なアプローチとなると整形外科以外でも内科、皮膚科、心療内科、歯科、婦人科、リハビリテーション科等多くの専門科や医師以外のスタッフとの連携が必要となってきます。

 

スポーツ科学

“科学:①学問的知識。学。個別の専門分野から成る学問の総称。「分科の学」ないしは「百科の学術」に由来する。②自然や社会など世界の特定領域に関する法則的認識を目指す合理的知識の体系または探究の営み。実験や観察に基づく経験的実証性と論理的推論に基づく体系的整合性をその特徴とする。研究の対象と方法の違いに応じて自然科学・社会科学・人文科学などに分類される。狭義には自然科学を指す。(大辞林より)”

「科学」という名称だとあまりピンと来ないかもしれませんが、スポーツに関係する分野だと運動(スポーツ)生理学、スポーツ栄養学、スポーツ心理学、スポーツバイオメカニクス、スポーツ工学等の分野があります。

 

京都トレーニングセンターでは

 京都トレーニングセンターでは、スポーツ医科学の中で

  • レーニン
  • コンディショニング
  • メンタルサポート
  • 映像分析
  • メディカルサポート(準備中)
  • 測定

を行っています。

既定の内容ではなく、個人あるいはチームにピリオダイゼーション(期分け)の考え方や、インテーク(事前の情報収集・意見交換)をさせていただき、どのようなアプローチが最善最適かをテーラーメイドにてアドバイスそして実践させていただいています。

 

センター長 馬渕博行